趣味はピアノですと言えば、格好はいいが、実態は片手で弾いても「ピアノが趣味です」と言える。
世の中には音符が読めなくてもピアノを弾ける人がわんさかいる。
うらやましいと思う。
ピアノを独学で始めて3年になる。絶対音感がないためとは言わないが、演奏の才能はないとあきらめている。
それでも音楽は好きだ。
幸い、ブラスバンドをしていた時期があり、音符が読める。音符通りに割りと弾ける。
そのうちに、音符に興味を持ってしまった。
作曲が趣味になった。
すると編曲がしたくなる。
平敷氏のブログである日、楽譜をみかけた。
同じような想いを共有し、私も曲を作っていた。
沖縄へ行くことになり、何故かこの人には;形だけのお土産は持っていけないなと思った。
なかなか手がつけられなかったが、徹夜のやっつけで楽譜を仕上げて手土産にした。
ここで終わればよかったが、楽譜への伴奏付けと演奏はまったく別物である。
書ければ弾けるんだろうと思われてもしょうがない。弾けと言われた。
当然2日前に和音構成からコードを割り出したり、アルペジオに変換したりで、頭の中は出来ているが、お手手は演奏と言う実務についていかないし、情感なんて込められるわけがない。
やっと弾けてもいざ録音してCDでプレセントとなると緊張して必ず失敗か郵便配達や人が来て結局、3日間完全版が完成しない。
自室の電子ピアノでエコーを効かせてごまかして、期待しないで待っている平敷氏にきいてもらうことにし、本物のピアノでの演奏のCDはもう何日か頂こうと思う。
最後に・・・。
私にも夢がある。それは物つくりをしているのだから、自分の作った曲を作品と言う形として表現し、2部作のように音と形で作り上げたいと言うことである。
私の知る限り、有本利夫という早世の天才画家と熊倉順吉という陶芸家がすでに成し遂げている。
新潟県の近代美術館と島根県の県立美術館で有本の作品を実見したときと、滋賀県の信楽の美術館で見た熊倉順吉の「JAZZの響きを焼き物の造形」にした作品はいずれも心に深く刻まれている。
熊倉順吉のこの作品は赤や黄色の粒粒がうねって音符となってスピーカーをもじったような焼き物から音が湧き上がってくるるくらいの迫力でした。
有本利夫・・・楽譜と絵が組み合わさり1枚の作品となっています。

ロンドと名づけられたこの作品に有本は作曲をしています。
平敷さん。
おまたせしました。
電子ピアノ版です。
「IC_B_001.MP3」をダウンロード
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