古い椅子。役得?
出張から帰ると、家の前に椅子が1脚置いてあった。
息子が仕入れたものらしい。
これは売れると是非、年末の古民具展用にとパートナーに尋ねると、「だめ!これは私がもらったんやから」
ふーーーん。 役得か・・・ちぇ。
数年前にも、金沢市内の旧家より蔵出しした椅子をパートナーにせびられ自宅保存となった。
現在、」パートナーの足裏マッサージ器の椅子になっている。
生地を張り替えたとき、中のパッキンより明治43年の新聞が出てきた。
このときは、残りの2脚は1脚¥80.000で生活費に消えた。
なくなるよりましかと思っている。
足の長さのスパンが、どう見ても外人向きで、私なんぞは子供のように膝から下が地面に届かないとは言わないが、体型に合わない。輸入椅子かなと思っている。
脚部分や手掛けは1木の彫刻と彫り物である。
それに比べると、今回の椅子は時代はそんなに古くくないが、しかし、風格がもう出ている。
そして実は、もっと凝ったものを秘蔵している。
倉庫に置いてあるが、近々中に漆を塗ってみようと思った。
仕事柄、商材には惚れぬようにしているが、もう2度と手に入らぬものは、役得にしても良いかなと思っている自分がいる。
これも、明治期の輸入椅子と推察している。
塗り工程で初公開します。
乞うご期待。
ところで、息子に聞いたら、母親にあげた覚えは無いと言っていた。
どうなっとるんや?おい。
¥35.000は見える値段やないかい。
気弱な私はその1言が言えずに、黙っている。
来年は本格的なニス塗りを勉強してアンティーク洋家具に挑戦もいいなと思っている。
番台おじさんの独り言でした。
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