戦略と戦術って?
ビジネスって、一種のサバイバル(生き残り)ゲームみたいな側面を感じてます。
温泉のポイントカードを初めて作っていて、段々胃が痛くなった理由。
戦争に例えると「戦略」と「戦術」という全く違う2本の柱がないと、負け戦になる。
これを、温泉にあてはめると。
戦略とは温泉をどの方向へと導いていくか?
戦術とは、目の前に起きている問題をどのように解決していくか?
目先の戦況に目を奪われ冷静な分析や大局を誤る可能性があること。
4月から、私達の温泉の周囲の赤字公営温泉は、私的企業に押し付けられました。
つまり経営環境が変わったのですね。
自治体運営は、はっきり言って怖くありませんでした。
私的企業の経営は、怖いです。
公共の福祉などの大義名分が、外されるからです。
イノシシ・熊肉等のジビエ賞味会のFB投稿覚えていらっしゃいますか?
「早春譜」を唄わせられたやつ。
ものの見事に、過疎地域の地元採用が切られたそうです。
新幹線が通じたら、秘境と言えるような持て余し気味だった自治体の施設に都会から集客する。
安く買い取り、そこへ都会から「秘境」を売り物に客を誘致する。
でもたぶん、そのレストランチェーンが目指すところは違うとおもいます。
白山麓一帯の安心安全の農産物やジビエの肉などを、都会のレストランへ供給する荘園化が最終目的ではないでしょうか?
そこんとこ、想像できませんか?
資本主義の歴史は物語っています。
末端に行くほど恵みのうるおいが大きいこと。
それを見通した地元の会の理事の一人が、「蜜に見えるものに群がる蟻」に見立てて、集まった関係者に「早春譜」を唄わせたとしたら・・・。
「同床異夢」の極みな話ではないでしょうか?
あの時の「早春譜」とは、そんな歌詞だと感じています。
温泉の話に戻ると、別の大規模資本との戦いに入りました。
自治体のお荷物箱モノは、次々と売却若しくは経営移譲されています。
少なくとも、2年前に先手とって経営委託しましたが、1年前に戻った時には、後手に回っていました。
後手とは、防戦です。
ポイントカードは、相手側が5か所という温泉を一手に任されて、漏れてくる情報が少ない中、やっとキャッチして知ることのできた相手の「戦略」です。
それに対抗するのに同じ様な内容の「戦術」は無意味です。
後手の先手という発想が必要です。
のぼり旗は自分が4月前に提案していました。
「品がない」などの意見もありましたが、「後の先」の布石を打ってありました。
一番安い宣伝費として周囲10キロ以内の良い電柱は全て2年前に押さえておいたのです。
これと同じデザインののぼり旗とキャッチコピーを取り入れたのぼり旗の2種類を用意、デザインが出来ました。
ポイントカードには、その「後に先」がまだ見つけられないのです。
カミさんから、良いヒント。
イケアの立川店。
電車で来るお客様には、配送料が半額。
駐車場は有料で¥1000。
ポイントカードとは、そんな発想の上に立つべきものかな?
カミさんは、ポイントカード制度は賛成ですが、カード発行は反対。
店のお客様がポイントカードでパンパンに膨れたお財布にブーブー言っている。
とりあえず、打った戦術が戦略として整合性がないといけない。
智慧が必要。
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