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2012年7月11日 (水)

忍び寄るもの。

フクシマの企画展の準備にテンパってしまった。

3日間で、俄か仕立ての荷造りをしなければいけない羽目になった。

それもこれも、父親が亡くなったことと、介護に費やした日々が、静かに深く積み重なってある種の停滞を招いてしまったからか・・・・?

そのことに、不満を感じたり述べようとしているのではないのです。

どちらかと言うと、なんとか悔いなく送れたのかな・・・・と。

この荷造り、KAZUが企画展中でサポートしてもらえず、友達のMINEYOにお願いしました。

お手伝いいただいたMINEYOに感謝。

じつは荷作り中、始終大きなため息を漏らしていた。

この溜息、MINEYOに勘違いさせてしまった。

・・・・・もう15年以上前(1995年)に、感じた何かを今感じ始めているような・・・・。

それは、アメリカから帰ってきて感じ始めた。

あのころ、子供のころから当たり前と思った日本の価値観が崩れ始めていると感じた。

クリントンは、情報ハイウエィというインターネットの高速網を全米に張り巡らせつつあった。

流通が変わるとも。

そして、たしかに変わった。

この15年は、自分なりの乗り切り方でやってきてそれなりにという思いはあります。

何か大きな波が、再び忍び寄ってきている気配がするのです。

それは大きな何かです。

今朝の、新聞にマクロ経済学の浜矩子氏のコラムが掲載されていました。

この話題を取り上げようとしたのですが、いくつか組み合わせてみます。

それが、忍び寄るものの正体です。

とりあえず、以下のリンクの真っ向から対立する意見を読んでいただきたいと思います。

浜矩子「ユニクロ栄えて国滅ぶ」=池田信夫blog 

どちらが正しいかと言う観点も判断してください。

他方インドの父、ガンジーが言い遺した言葉があります。

「社会的な罪」とは。

「理念なき政治」

「人格なき学識」

「道徳なき商業」

「人間性なき科学」

浜氏のコラムを読んで、これらの言葉を思い起こしました。

コラムは、国会の原発事故調査委員会が指摘した原子力行政の問題点を、毎日新聞が「これは、プライド無き傲慢だ。」と書いたことから想起したコラムで「誇り高き、謙虚」という見出しがついていました。

内容の書き起こしが大切なのですが、明日出張なので後日。

結局最後には「人はどうあるべきなのか?」に行き着くと思います。

深い考察と倫理観が求められる問題で、この心の軸がしっかりしてないとこれから起こる様々な事象に翻弄されていくのかな?

つらいな。

あくまでも、目の前の荷造りから始まる煩雑さも、この核から派生する現象面にしかすぎないのだと考え始めて「ため息」というか「灰色の吐息」をはいてしまった。

人も動物です。

だから、私の六感が警告を発しているのだと思います。

必至になって、心に聞いています。

どのようにして、これから生きていけばいいのか。

残された時間を、意識しています。

自分の悔いのない納得を。

何かが、忍び寄ってくる気配を感じています。

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